NotionAIに頼らずNotionページ内テキストを検索置換する
2025年1月に社内組織再編に伴い、所属部署名が変更されました。課題となるのは、Notion内の各ページに直接記載されている旧部署名です。履歴関連の記録はそのままにしておきますが、手順書など更新が必須な箇所については書き換える必要があります。
弊社では検索にNotionQAを利用できません。NotionAIプランを契約していないためです。そのため、置換作業の対象を見つけるにはキーワード検索での絞り込みに頼らざるを得ません。
編集対象は単一のチームスペースです。Confluenceからインポートされたページについては、多くが施策やプロジェクト担当者ではなくインポート担当者を作成者として記録しているため、検索時に効果的に使用できるのはページ内検索のみとなります。
上記の状況下にて実際に検索置換を行う上でのポイントを挙げました。
NotionAIなしでチームスペースがほぼ1つのみの状況でのスペース検索
画面左上のメニューから検索を実施します。
Notionでは、ダブルクォート(""
)で囲まないキーワードは、単純にスペースで区切られた検索語として扱われるようです。
例えば、
と
では検索結果が異なってきます。
意識しないと忘れがちですが、極力ダブルクォートで囲んでおきましょう。
ページ内検索でのコツ
ページを絞り込んだ後、ページ内検索(Ctrl + f
)で置換作業を進めます。
注意すべき点は以下2点。
- ページ内検索でヒットする件数とテキストのハイライト件数は必ずしも一致はしない
- ページ内検索でヒットしても置換できるとは限らない
子ページのタイトル名およびメンションリンクのページタイトル名は検索時にハイライト表示されます。ただし、ページ内検索のヒット数にはメンションリンクのページタイトル名は含まれますが、子ページのタイトル名は含まれません。
置換対象となるのはあくまでもページ内のテキストのみです。子ページのタイトル名およびメンションリンクのページタイトル名はページ内テキストではありません。検索のヒット数にはカウントされますが、置換対象にはなりません。
これらの点で、検索結果の件数が実際に置換可能な箇所数とは一致しません。確実な作業を行うためには、検索結果を一つずつ確認することをお勧めします。
置換後の検索
全体検索で置換後に再検索を行うと、以前ハイライトされていたキーワードが検出されなくなる場合があります。そのような時は、キーワードの末尾から1文字を削除して検索すると、別の単語として認識され効果的です。以下に例を示します。
全ての検索結果にハイライトが一様には掛かっていない状態です。
末尾から1つ文字を切り取ります。
ハイライトが適用されました。
あとがき
Notionでは一般的な検索の経験則が必ずしも当てはまらないことに注意が必要です。
Notion独特のメンションリンク等、即置換ができない状況もあったりと一つ一つの確認が重要になってきます。全体検索においてもハイライトが掛からない状態で検索結果に表示されることもあります。置換ができないページや、敢えて置換を行わないケース等、作業経過を一つのページにまとめておくとよいでしょう。